プランニングボードは、実際の翻訳や写植作業の前に、あるいはそれと並行して、制作全体のスケジュールを組む場所です。「これらのチャプターと、これらのメンバーがいる」という状態を、「誰が何を、いつまでに行うか」に変換します。しかもその期間は、各メンバーが実際にどれくらいの速さで作業できるかに基づいて決まります。

ボードの全体像
ボードはグリッド構造です。左側にシリーズとチャプター、上部に制作工程が順番(例:翻訳、校正、写植、品質チェック、納品)に並びます。チャプターと工程が交わる各セルが 1 つのタスクであり、担当者、進捗バー、期限を持ちます。
工程を横にスクロールしても左側の列は固定されたままなので、どのチャプターの行かを見失うことはありません。
タスク、担当者、期日
タスクに担当者を割り当てると、Zfuro はチャプターのページ数と、その担当者がその作業・言語ペアで実際に処理できる量から、必要な期間を算出します。翻訳者と写植担当者では作業速度が異なるため、同じチャプターでも工程ごとに異なる作業期間になります。
Zfuro は各メンバーのカレンダー(週末、会社の休日、本人が登録した休暇)も考慮します。期日が、その担当者の稼働しない日に設定されることはありません。
処理能力に基づくスケジューリング
このボードの狙いは、希望的観測ではなく現実を反映した計画を作ることです。
- 実際の処理能力で期間を算出。 すべてのタスク期間は、担当者の 1 日あたりのページ数から決まります。当てずっぽうではありません。
- 1 人につき 1 つの稼働量。 翻訳と品質チェックを兼務する人がいても、Zfuro はその人を 1 人の作業者として順にタスクをこなす前提で扱うため、二重に割り当てられることはありません。
- 過負荷が見える。 与えられた期間で処理できる以上の作業を計画してしまった場合、それは隠れずにはっきりとした形で示されます。
工程ゲーティング:後工程は前工程を待つ
翻訳が終わるまでそのチャプターの校正は始められませんし、ページがクリーンになるまで写植は始められません。Zfuro はこれを徹底します。後工程が、その前の工程の完了より前に始まるようにスケジュールされることはありません。これにより、ページがまだ用意できていない日に写植担当者の着手が予定されることを防ぎ、前工程が遅れたときにもボードが現実とずれないようにします。
納期から逆算される期日
プロジェクトに納期を設定すると、Zfuro はそこに向けて各工程の期日を工程順に導き出します。ある工程が納期を過ぎてしまう場合はボードが警告するため、確定してから後で気づくのではなく、事前に再調整できます。
計画の編集
ボード全体を自動フィットで一括作成することも、任意のセルを手動で調整することもできます。1 つの日付を変更すると、それに連動する日付が連鎖的に更新されるため、1 回の編集でチャプター内の整合性が保たれます。
閲覧専用の状態
プロジェクトが編集可能な状態でない場合や、アクセス権が限られている場合など、ボードが閲覧専用になることがあります。その場合は理由を説明するバナーが表示され、この計画が編集用ではなく参照用に表示されていることが分かります。
次のステップ
自動フィットスケジューリング、キャパシティパネルの見方、工程ゲーティング、フリーランスのコミットメントなど、プランニング関連のガイドを順次追加していきます。